整体院を独立開業するのに資格は必要?資格取得の期間や費用もご紹介
これから整体院を独立開業しようと考えている人が気になるのは「どんな資格が必要か?」ではないでしょうか。
人の体に触れる職業なので、難しい資格が必要なイメージがありますよね。
整体にはマッサージや鍼灸、カイロプラクティックなど様々ありますが、今回は、国家資格をもたない整体師が、整体院を独立開業するために必要な資格についてご紹介します。
資格取得のために必要な費用や期間、資格を取得したほうがいい理由についてもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
整体師が整体院を独立開業するために必要な資格は?
結論からお伝えすると、整体師が整体院を独立開業するには、何の資格も必要ありません。
いきなり「明日から整体師として働こう」と思い立ち、開業することも不可能ではないのです。
しかし、人の体に関わる知識や経験が何もない状態では、事業を成功させることは難しいでしょう。
整体師の民間資格を取得する人がほとんど
整体院を独立開業するのに資格は必要ありませんが、現在整体師として働いている人のほとんどは、民間資格を取得しています。
民間資格を取得する理由は、整体に関する知識や技術を集中して学べ、自信をもってお客様に対応できるからです。
民間資格は、各スクールが独自のカリキュラムと審査基準をつくり、それに合格すると取得できるしくみになっています。
整体師の資格を取得できるスクールはとても多く、特色や強みが様々です。
また、通信教育や通学制など学習スタイルの違いもあります。
整体師として活躍している人たちは、自分の学習スタイルに合ったものや、自分の習得したい技術、知識を得られるスクールを探し、資格を取得しているのです。
整体師の民間資格を取得するまでの期間は?
整体師の資格を取得するために必要な期間は、スクールや講座、学習スタイルによってかなりの違いがあります。
多くの通学制スクールでは半年~1年ほど、通信制では2~6ヶ月ほどで資格取得が可能です。
独立開業を目指す場合、スクールで2年ほどじっくり学習し、資格取得後に整体院で実務経験を積んだのち、独立開業する人が多いようです。
整体師の民間資格取得のためにかかる費用は?
整体師の資格を取得するためにかかる費用は、通学制のスクールで20万円~100万円ほど、通信制の場合は15万円ほどと、さまざまです。
費用だけでスクールや講座を選ぶのではなく、独立開業した際に役立てられる内容か、卒業後もしっかりサポートしてくれるかなど、様々な視点で総合的に判断しましょう。
民間資格でも取得したほうがいい理由
整体師の資格は民間資格であり、たとえ資格がなくても開業できるとお伝えしました。
しかし、実際は民間資格でも取得しておいたほうがいいと言われます。
理由は次のとおりです。
お客様から信頼を得られやすい
資格を取得したということは、時間や費用をかけて整体についてしっかり学んだ証拠になります。
同じ技術でも、資格をもっている人とない人では、資格をもつ人の方が信頼を得られやすいものです。
お客様目線でどちらが安心して任せられるかを考えれば、資格を取得していた方がいいと言えますね。
接客方法も学べる
多くのスクールでは、整体の知識や技術だけでなく、接客方法も学べます。
いくら腕が良くても、接客マナーが悪かったり、うまくお客様の悩みを聞き出せなかったりすると、事業の継続が難しくなるでしょう。
整体は「接客業」「サービス業」とも言われます。
お客様が満足する接客方法を身につけるには、スクールで学び、資格を取得する必要があるのです。
自信につながる
資格を取得することで、自らが感じる大きな違いは「自信」ではないでしょうか。
資格は、整体師に必要な知識や技術を習得し、スクールに認められたという自信になります。
その自信は接客や施術にも表れるため、お客様からの信頼にもつながるでしょう。
民間資格であっても、資格を取得しておくことは精神的に大きな支えとなってくれるのです。
整体師が整体院を独立開業するための資格について まとめ
今回は、整体師が整体院を独立開業するために、資格が必要かどうか、資格取得のための費用や取得までの期間、民間資格でも取得したほうがいい理由についてお伝えしてきました。
まとめると、
- 何の資格をもっていなくても、整体師になれる
- 多くの整体師は民間資格を取得している
- 民間資格を取得するための期間は2ヶ月~2年ほどと、講座によって幅がある
- 民間資格を取得するための費用は15万円~100万円ほど
- お客様の満足度を高め、自信をもって施術するために、民間資格であっても取得したほうがいい
整体師は、お客様の体の悩みを聞き出し、手技によって改善していく素晴らしい職業です。
しっかりと知識や技術を身につけ、お客様に寄り添える整体師を目指しましょう。