リラクゼーションの開業にレンタルサロンをおすすめする理由と注意点

リラクゼーションで独立開業を考えているなら、レンタルサロンがおすすめです。

レンタルサロンとは、時間単位や月単位で利用できる施術スペースのこと。

リラクゼーションやエステなどのためにつくられている場合が多く、オシャレな内装や、施術に必要な設備が整っています。

レンタルサロンは、リラクゼーションの開業方法として思いつきにくい人も多いでしょう。

そのため、「レンタルサロンて何がいいの?」「どんなことに気を付けるべき?」と分からないこともあると思います。

そこで今回は、リラクゼーションで独立開業しようと考えている人に、

  • レンタルサロンをおすすめする理由
  • レンタルサロンの注意点

についてお伝えします。

リラクゼーションの独立開業にレンタルサロンをおすすめする6つの理由

レンタルサロンでの独立開業は、本業だけでなく、副業としてリラクゼーションをやっていきたいと考える人にぜひおすすめしたい方法です。

その理由は、以下の6つ。

  1. 自分で店舗を構える必要がない
  2. 設備や備品の費用が最小限で済む
  3. 複数のエリアでサービスを提供できる
  4. 立地条件のいい場所で開業できる
  5. 住所を公開できる場合が多い
  6. 独立開業の仲間ができる

ここからひとつずつ解説していきます。

1.自分で店舗を構える必要がない

リラクゼーションでは、施術するための部屋の確保が必須のため、一般的には

  • 店舗やマンションの一室を借りる
  • 家の一部屋をサロン用に改装する

などの方法がとられます。

しかし、それには改装費用や家賃がかかります。

家賃のかからない自宅サロンであっても、センスのよい内装にしようとすると、素人では難しい場合も多く、結局膨大な費用がかかってしまうことも少なくありません。

レンタルサロンは、既にリラクゼーションに適したおしゃれな部屋が用意されているため、自分がそこへ行くだけで、サロンを開くことが可能です。

月々の家賃がかからず、必要な時にだけ料金を支払えばよいので、とても効率がよいと言えるでしょう。

2.設備や備品の費用が最小限におさえられる

リラクゼーションをレンタルサロンで開業すると、設備や備品の費用が最小限におさえられることも魅力のひとつです。

リラクゼーションサロンを開業するためには、以下の準備が必要になるでしょう。

  • 施術ベッド(タイ古式マッサージ用マット)
  • タオル
  • 施術者用の椅子
  • テーブル・椅子のセット
  • フットバス
  • タオルウォーマー
  • お客様の身支度用ドレッサー

これらを一つひとつ準備するのには手間と時間、費用がかかります。

レンタルサロンにもよりますが、リラクゼーションに必要なものが用意されているため、ほぼ何も用意する必要がないのです。

3.複数のエリアでサービスを提供できる

レンタルサロンは様々な場所にあったり、一つのレンタルサロンの会社で何部屋も所有していたりするため、複数のエリアでサービスを提供できます。

複数のエリアでサービスを提供するメリットは、

  • 事業をしながら自分に合った拠点を見つけられる
  • 季節やキャンペーンに応じて場所を変えられる
  • 自分やお客様のマンネリを解消できる
  • 複数のエリアを拠点とすることで、たくさんのお客様を取り込める

このようなメリットを得るために、気軽に場所を移れるのは、レンタルサロンならではの利点です。

4.立地条件のいい場所で開業できる

レンタルサロンは、利用者が集客しやすいよう考えられているため、立地条件のいい場所に作られています。

駅から近い場所に店舗やマンションを借りようとすると、家賃を支払うだけでも大変です。

ましてや都心の駅近となると、初心者が個人で店を構えるのには、相当の資金と覚悟、戦略が必要でしょう。

しかし、集客のためには「都心の駅近」などの立地条件は外せません。

それを低価格で叶えられるのが、レンタルサロンなのです。

5.住所を公開できる場合が多い

レンタルサロンの多くは、住所を公開できます。

詳細な住所が予約前に分かっていたら、お客様が道順や所要時間を計算できます。

また、「ちゃんとサロンがある」との証明にもなり、安心して予約を入れてもらえるのです。

自宅などのプライベートサロンでは、詳細な住所をホームページに載せるのは躊躇してしまいますよね。

住所は意外と集客に影響するため、住所が公開できるレンタルサロンをぜひ利用しましょう。

6.独立開業の仲間ができる

レンタルサロンでは、リラクゼーションやエステなど、同じように癒しの仕事をしている人と出会う機会があります。

そういった人と積極的に情報交換することで、独立開業仲間が増えていくでしょう。

個人事業主は、どうしても孤独になりがちです。

悩みや不安を打ち明ける相手が少なく、一人で考え込んでいても良案はなかなか浮かびません。

同じように働いている人なら、悩みや喜びを共有しやすいため、励まし合ったり、コラボして新しいサービスを提供できたりなど、続けていく力になるでしょう。

レンタルサロンの料金は?

レンタルサロンの料金は、時間単位で設定されている場合がほとんどです。

地域によって差がありますが、はじめの1時間が1,000円~3,000円ほど。

それ以降は30分か60分単位で課金される場合が多いでしょう。

土日や祝日は割増料金になっていることもあります。

新宿駅近くのレンタルサロンは1時間平均1,500円~。

高くても1時間3,000円ほどで利用できます。

同じ料金でも、備品一つひとつに料金がかかり、トータルの金額が大きく変わることもあるので注意しましょう。

また、レンタルサロンによっては、月ぎめ料金などの定額プランが利用できる場合があります。

時間単位よりも割安になるため、安定して集客できるようになったら、月ぎめを検討してもよいでしょう。

レンタルサロンの注意点

立地条件のよい部屋を時間単位で借りられるレンタルサロンは、出費をおさえて独立開業したい人には、とても嬉しい施設ではないでしょうか。

しかし、注意すべき点もありますので、ここからご紹介します。

集客は自分で行う必要がある

レンタルサロンで独立開業しても、集客は自分で行う必要があります。

いくら契約をしたからと言っても、部屋や備品を貸す契約を交わしただけであり、集客までは担ってくれません。

レンタルサロンの立地条件の良さや、おしゃれな部屋の雰囲気などを充分利用して集客につなげましょう。

レンタルサロンによっては、利用する部屋の写真をホームーページやブログに掲載していいところもあるので、効果的な見せ方を考えて集客してください。

利用したい時間に必ず予約できるとは限らない

レンタルサロンは、先着順で部屋や時間が決まります。

そのため、「〇月〇日の〇時から借りたい」と思っても、先に予約が入っていれば借りられません。

他の部屋を探すか、時間をずらすなどの対応が必要になります。

直前になればなるほど対応が難しくなるため、予約の取り方にも工夫が必要でしょう。

キャンセル料がかかる

レンタルサロンでは、予約の数日前からキャンセル料が発生します。

キャンセル料の設定はレンタルサロンによってまちまちですが、予約日の1週間前から段階的に金額が上がっていき、当日ではレンタル料金全額を支払うのが一般的です。

全てのお客様がご予約通りお越しいただけるといいですが、事業を続けていれば、キャンセルは避けられないもの。

しかし、キャンセル料の負担が増えてしまっては、事業をする意味がありません。

キャンセル料を支払ってもマイナスが多くならないよう、施術料の見直しや、お客様にキャンセル料についてあらかじめ伝えておくなどの対策を取る必要があります。

インセンス(お香)やアロマテラピーはにおいの関係で利用を断られる場合がある

インセンスやアロマテラピーは、においが発生するため、部屋を利用できない場合があります。

においは、同じ時間に利用している他のお客様や、次に部屋を使う人が不快に感じる場合があるからです。

レンタルサロンによっては、一つひとつの部屋が独立していたり、換気が行き届いていたりなど、他の部屋ににおいが漏れないよう工夫されているところもあります。

においのあるものを使用する際は、事前にレンタルサロンへ確認をとっておきましょう。

備品には有料のものと無料のものがある

レンタルサロンでは、様々な備品や機材が用意されています。

そのなかには無料で使えるものと、料金を支払わないと使用できないものがあるため、しっかり把握しておきましょう。

ほとんどのレンタルサロンでは、以下のものが無料で借りられます。

  • 施術用ベッド
  • テーブル、椅子
  • 茶器セット
  • 電気ポット
  • スピーカー
  • 施術者用の椅子

その他、リラクゼーションにはタオル類も必要ですが、無料でクリーニングまでしてくれるサロンと、有料で貸し出しているサロンがあります。

無料で貸し出されていても、追加のタオルは料金が加算される場合がありますので、どんな料金設定になっているか確認した上で利用しましょう。

まとめ

今回は、リラクゼーションサロンの独立開業にレンタルサロンがおすすめの理由と、注意点をお伝えしました。

「立地条件のいいオシャレな部屋に、必要なものが既に揃っており、利用する分だけの料金を支払えばよい」というのは、リラクゼーションを独立開業したい人の理想ではないでしょうか。

ただし、自分だけのサロンではないため、レンタルサロンの利用条件をよく理解する必要があります。

独立開業のハードルをうんと下げてくれるレンタルサロン。

レンタルサロンのメリットをうまく活用し、愛されるリラクゼーションサロンをつくっていきましょう。

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